1922年にイギリスに誕生した、ラグジュアリー・カー・メーカー「ジャガー」。もとは「スワロー・サイド・カー・カンパニー」というサイド・カーの会社で、戦後すぐに「ジャガー・カーズ」と社名を変更しました。ジャガーの名のとおり、しなやかな流線型のフォルムが特徴で、1980年代あたりは日本でもかなり多く見かけました。現在はインドのタタ・モーターズの傘下に入っております。
こちらは、そんなジャガーのフレグランス・ラインから、1995年に発売されたメンズ香水です。ジャガー・フレグランスのクラシック・アイテムで、いまではかなり稀少品となっておりますので、お求めはお早めに。
ネーミングの「ジャガー・マーク2」は「ジャガー・MK2」という、昔の小型サルーン・カーのモデルの名前をそのまま取ったものです。
香りは、タイムレスで飽きの来ない、オリエンタル・ウッディーの香調がベース。上質な香気ただよう、ジェントルマンズ・テイストな一品にしあがっております。
ベルガモットやマンダリン・オレンジなどが、すっきりとしたシトラス・ノートを香り立たせるトップから、
パチョリなどが、クールで奥深いハーバル・ノートを広げるミドルへ。
ラストはムスク、サンダルウッド、アンバー、トンカビーンズなどが、マイルドでオリエンタルなスウィートを湧き立たせて、ふところの深いダイナミックなセンシュアリティーをアピールしてくれそうです。
プロデュースは、アラン・ドロンやラリック、グレなどの香水ラインも手がけている「ART&FRAGRANCE」です。
流行に左右されない王道のオリエンタル系で、ミドルでパチョリの深みのあるハーバルが効いているところがポイントといえそうです。
厚みのあるトーンで、どちらかというと秋冬のシーズンに向いていると思います。
かなりロング・ラスティングなところも好ポイントでしょう。プライヴェートなシーンでもオフィス・シーンでも、シックなウェアに合わせるとベストマッチすると思います。
ボトルやボックスは、時代を感じさせるデザイン。クラシックにまとまったガラスのボトルに、シブい香水のカラーが映えております。
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